「顔のテカテカなんとかならないかな」
「毛穴が黒く目立ってる」
「メイクがすぐ落ちてしまう」
脂性肌(オイリー肌)の方のよくあるお悩みをあげてみました。この悩み、なんとか改善したいですよね。
本記事では、脂性肌になる原因と改善方法についてまとめています。
女性だけでなく、男性でお悩みの方にも読んで頂きたい内容となっております。
ぜひ最後までお読みください。
脂性肌(オイリー肌)とは
脂性肌はオイリー肌とも言われます。皮脂が必要以上に分泌されるためにおこります。顔がテカテカ、ギラギラするのは嫌ですよね。
脂性肌は体質によるものと、後天的な要因でおこるものがあります。
順番に説明していきます。
脂性肌の原因
脂性肌の原因は主に3つあります。
- ホルモンバランスの乱れ
- 生活習慣の乱れ
- 体質(生まれつき)
男性ホルモンが増えると皮脂が過剰に分泌されます。
また、睡眠不足・ストレス・糖質、脂質の多い食事なども原因です。
ホルモンバランスの崩れは生活習慣の乱れからでもおこるため、まずは生活習慣を整えましょう。
ホルモンバランスの影響
男性ホルモン「テストステロン」「アンドロゲン」は皮脂の分泌を促すホルモンです。
思春期、また女性なら生理時にホルモンバランスが崩れるのは一時的なものです。時期が過ぎればバランスは整うでしょう。
しかし、生活習慣の乱れからホルモンバランスが崩れ、脂性肌になった場合は、ほっておいて治るものではありません。
生活習慣を整え、規則正しい生活を送りましょう。
皮脂の過剰分泌と肌トラブル
皮脂が過剰に分泌されると「ニキビ」「毛穴の黒ずみ」などの肌トラブルがおこります。
毛穴にたまった古い皮脂は、毛穴の中で酸化し黒ずみやくすみの原因となります。
オイリー肌と乾燥性オイリー肌の違い
乾燥性オイリー肌は、インナードライ肌とも言われます。オイリー肌と乾燥性オイリー肌では、肌の水分量と原因に大きな違いがあります。
【オイリー肌と乾燥性オイリー肌の違い】
オイリー肌 | 乾燥性オイリー肌 | |
肌の皮脂量 | 多い ※水分量を上回る量 | 多い |
肌の水分量 | ある | 少ない乾燥 ※皮膚を守るために皮脂を出している |
肌の見た目の状態 | テカテカベタベタ | テカテカベタベタ |
原因 | 生活習慣の乱れ体質 | 加齢間違ったスキンケア |
対策 | 水分と油分のバランスを整えるホルモンバランスを整える | 化粧水などで保湿水分が逃げないように乳液やクリームを塗る |
脂性肌(オイリー肌)の改善方法
脂性肌を改善するために必要な5つのポイントを紹介します。
- 適切なスキンケア
- 洗顔のポイント
- 化粧水や乳液の選び方
- 生活習慣の見直し
- ストレスケア
順番にみていきましょう。
適切なスキンケアで脂性肌を改善
脂性肌の方のスキンケアで大切なのは、肌になるべく刺激を与えないことです。
洗顔料は刺激の少ないものを使います。スキンケア化粧品は、アルコールフリーやオイルフリーなど無添加なものを使うとよいでしょう。
洗顔のポイント
脂性肌の方の洗顔時のポイントは下記3点です。
- 朝晩2回洗う
- 泡で優しく洗う
- 優しく拭く
また絶対にしてはいけない注意点は「ゴシゴシ洗う・拭く」です。
肌が刺激されると、皮脂腺も刺激され必要以上の皮脂が分泌されます。
より脂性肌に傾くため、優しく洗い、優しく拭きましょう。
化粧水や乳液の選び方
脂性肌の方のスキンケア化粧品は、肌に刺激が少ないものを選びます。
- 無添加
- アルコールフリー
- オイルフリー(鉱物油)
- パラペンフリー(防腐剤)
- 香料不使用
- 着色料不使用
- 界面活性剤(石油系)不使用
など、肌へ刺激を与えるものがなるべく入っていない製品を選ぶとよいでしょう。
また、さっぱり感のあり、毛穴を引き締め効果がある製品だと使用感もよくおすすめです。
生活習慣の見直し
生活習慣が乱れると、ホルモンバランスの乱れにつながり、皮脂の分泌が増えてしまいます。
- 睡眠不足
- 脂質、糖質の多い食事
- お酒の飲み過ぎ
私たちが主食としている白米、パン、パスタは糖質が多い食べ物です。ジャンクフードには脂質の多いものもあります。
少し意識して食べすぎないように心がけてみませんか?
生活習慣を変えるのは大変ですが、自分ができる簡単なことから始めてみましょう。
ストレスケア
過度なストレスがかかると、皮脂の分泌を促す男性ホルモンが増えます。
歌ったり、運動したり、何か趣味に没頭して、うまくストレスを発散するようにしましょう。
脂性肌 スキンケアのポイント
脂性肌の方にぜひ実践して頂きたいスキンケアのポイントは下記5点です。
- 洗顔方法
- 保湿ケア
- 化粧品の選び方
- スキンケア方法
- 紫外線対策
間違った方法でケアしている方が結構います。しっかりチェックして、脂性肌改善に向けて取り組んでいきましょう。
皮脂を取りすぎない洗顔方法
脂性肌の方で、顔をゴシゴシ洗ったり、1日に何度も洗ったりする方がいます。
「皮脂を少しでも取りたい」という気持ちはわかります。しかしどちらも逆効果なため今すぐやめてください。
正しい洗顔のポイントは4つです。
- 朝晩2回の洗顔
- マイルドな(洗浄力の弱い)洗顔料を使う
- 洗顔料を泡立て優しく洗う
- タオルで抑えるように優しく拭く
脂性肌に刺激はよくないため注意しましょう。
保湿ケアの重要性
脂性肌の方の中には「肌がベタついているから保湿しなくても大丈夫」という考えの方がいます。しかしそれは間違いです。
皮脂が増えるメカニズムは、乾燥から始まります。肌は乾燥すると肌を守るために皮脂を出すからです。
皮脂の過剰分泌を防ぐためにも、しっかりと保湿をしましょう。
オイルフリー・アルコールフリーの化粧品選び
オイルフリー、アルコールフリーの化粧品は、肌への刺激が少なくなります。
脂性肌に刺激が加わると、さらに皮脂を分泌してしまうため、刺激の少ない化粧品選びが大切です。
肌への刺激を抑えるスキンケア方法
肌は、摩擦や刺激にとても敏感です。
肌に刺激がかかると、肌のバリア機能が働き皮脂の分泌が増えてしまいます。
肌に優しい洗顔料や化粧品を使い、肌に負担がかからないスキンケアをしましょう。
紫外線対策の徹底
紫外線は肌への刺激となります。特に脂性肌の方は、紫外線が原因で毛穴に残った皮脂が酸化しやすく影響を受けやすいです。
外出する際は
- 日焼け止めを塗る
- 帽子をかぶる
- 日傘をさす
など紫外線対策をしっかりしましょう。
日焼け止めは、紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)で、ジェルタイプなど軽いテクスチャーのものがさっぱりとしておすすめです。
【脂性肌】男性の特徴と対策
皮脂の分泌は男性ホルモンが影響するため、女性よりも男性に多いです。
男性の脂性肌の特徴と対策を説明していきましょう。
男性特有の脂性肌の原因
男性は女性に比べ、男性ホルモンや皮脂腺が多く、脂性肌になりやすいです。
またスキンケアに対しても、全く何もしない方や適当に済ませる方が多いため、さらに皮脂が増えていく傾向にあります。
脂性肌になる原因は、男性も女性も同じです。しかし元々もつ皮脂腺が多いため、女性よりもしっかりとしたケアが大切です。
男性の脂性肌に効果的なスキンケア方法
とにかく「肌への刺激を避ける」ことです。
顔のテカりをとるために、ゴシゴシ顔を洗ったり、スクラブ成分やメンソールの入った洗顔料などを選んだりしがちです。
しかしこれらの成分は肌には刺激が強くなり、皮脂量を増やしてしまいます。
洗顔後はタオルで優しく拭き、そのあとの保湿ケアもしっかりしましょう。
男性用化粧品の選び方
脂性肌用の男性化粧品を選ぶ第一条件は、「肌に優しい成分」の商品を使うことです。
- オイルフリー
- アルコールフリー
- パラペンフリー
- アレルギーテスト済
- パッチテスト済
などの記載のある製品は、肌への刺激が少なめです。化粧品選びの際の参考にしてくださいね。
食生活や生活習慣の改善
食生活や生活習慣が乱れると、男性ホルモンが活発になり、皮脂の分泌を促します。
飲み過ぎ、食べ過ぎ、寝不足はホルモンバランスに影響を与えるため、まずは生活習慣を改善してください。
ハンバーガーなどのファストフードを食べる機会も多いでしょう。
しかしファストフードは脂質・糖質が多くたくさん食べると脂性肌に悪影響です。意識して少しずつ食べる機会を減らしていきましょう。
毛穴のケアと対策
皮脂がたくさん出過ぎると、毛穴の中に皮脂がたまり、毛穴が開きます。
この汚れを取るために、1日朝と夜の2回、優しく泡で洗顔しましょう。
皮脂がたまりやすい、Tゾーンから頬の順で洗うとよいですよ。
洗顔後は保湿ケアを忘れないようにしてください。
まとめ
脂性肌になる原因と対策について解説してきました。
脂性肌は体質以外に、後天的な要因でなるケースも多いです。
ホルモンバランスが崩れないように、まず生活習慣を見直しましょう。
また、間違った洗顔方法やスキンケアが原因で脂性肌になる場合もあります。大切なポイントは、
- 優しく洗顔
- 肌を刺激しない
- 肌を保湿する
- ストレスをためない
- 紫外線対策をする
などです。
脂性肌の改善を目指して、今日から早速実践していきましょう。