不織布マスクで肌荒れしない方法は?原因から対処法まで紹介

不織布マスクしている女性

「口まわりにニキビが増えた」

「マスクの中がかゆい」

「口まわりの乾燥がひどい」

長く続いたマスク生活で、口まわりが肌荒れしお悩みの方も多いのではないでしょうか。

最近はマスクを外し、顔を見せる機会も増えてきたため、口まわりのブツブツや赤みを何とかなくしたいですよね。

本記事では、

  • マスクの中が荒れてしまう原因
  • 肌荒れの対処法

について解説しています。

今日からすぐ対策できる方法も紹介しています。ぜひ最後までお読みください

目次

不織布マスクで肌荒れする原因

不織布マスクで肌荒れした女性

マスクにも種類があります。その中で、不織布マスクを使っている方は多いです。

不織布マスクは使い捨てで便利ですが、人によっては肌荒れを起こす原因となります。

主な肌荒れの原因が3つあります。

  1. 肌への摩擦
  2. 雑菌の繁殖
  3. 乾燥

順番に説明していきましょう。

肌への摩擦

マスクをつけていると、無意識のうちに摩擦で肌を刺激し、肌荒れを起こします。

例えば、

  • 食事中のマスクの着脱時
  • 口を動かしたり話したりする時
  • マスクのズレを直す時

など、普段意識せずしている何気ないことでも、肌は刺激を受けています。

特に話す時、笑う時など口角を動かす時に、頬のあたりから摩擦が起きやすいです。しかし、日常生活において話したり笑ったりしないことは無理ですよね。

まずは、マスクの着脱時や、ズレを直す時だけでも、肌をこすらないように意識しましょう。

雑菌の繁殖

マスクの中は高温多湿な状態で、雑菌が大好きな環境です。マスクの中にたまった汗や皮脂がエサとなり、雑菌の繁殖につながります。

また、マスクの中のむれた状態は、お風呂の中にいる時と同じ状態です。お風呂で水分を含みふやけた皮膚は、肌のバリア機能(※)が低下し、外からの刺激に弱くなり、雑菌の影響を受けやすくなります。

マスクの長時間のつけっぱなしは、衛生面上あまりよくないため、気をつけましょう

(※)肌のバリア機能とは、肌の内側の水分を保ちながら、摩擦・紫外線・雑菌など外部の刺激から肌を守る機能です。

乾燥

マスクの中は、高温多湿な状態です。そのため「肌がプルプル潤っていて、乾燥しなくていいわ」と思っている方も多いでしょう。

しかし「肌が潤っている」と思うのは大きな勘違いです。

マスクの中は湿度が高く蒸れています。ただし、あくまでマスクを着けている時だけです。

マスクを外した時に起こる肌の状態を説明すると、

  1. 口まわりについていた水分が一気に蒸発
  2. 肌の角質層に、たまっていた水分まで一緒に蒸発
  3. 必要以上に肌の水分が奪われる

と、最終的にいつもの自分の肌よりも、乾燥が進んでしまうのです。

乾燥は肌荒れの原因です。乾燥対策をしっかりしていきましょう。

次章で、肌荒れしない方法を解説していきます。

不織布マスクで肌荒れしない方法は?

前章で、不織布マスクで肌荒れする原因について解説してきました。肌荒れする原因に基づいた、解決方法を3つ紹介します。

  1. 顔の形に合ったマスクを付ける
  2. マスクは清潔に保つ
  3. 肌の保湿をする

順番にみていきましょう。

顔の形に合ったマスクを付ける

大きすぎるマスクは、隙間から水分が蒸発し乾燥しやすくなったり、隙間があるせいで肌とこすれあい摩擦がおこったりします。

また小さすぎるマスクは、肌との触れ合いが強く圧迫され摩擦がおこるため、肌ダメージにつながります。

肌に余計な負担をかけないために、マスクのサイズ選びは大切です。サイズの計測は、下記5ステップで簡単なため一度測ってみましょう。

  1. 親指と人差し指で「L字」を作る
  2. 親指を、耳の付け根の一番高い所におく
  3. 人差し指を、鼻の付け根の1cm下におく
  4. 親指と人差し指の間の直線距離を測る
  5. 自分に合うサイズの目安

以下は、一般的なマスクのサイズです。自分のサイズがわかったら、当てはめてみましょう。

【おすすめのサイズ】

サイズ(cm)表記サイズ
9~11子ども用
10.5~12.5小さめ
12~14.5ふつう
14cm以上大きめ

マスクは清潔に保つ

不織布マスクの中は、汗や皮脂が溜まりやすく、ニキビの原因であるアクネ菌や雑菌が繁殖しやすい環境です。

雑菌の繁殖を防ぐには、マスクを清潔に保つ必要があります。毎日新しいマスクに交換しましょう。

また汗をかくなど、マスクの蒸れが気になる場合は、こまめなマスク交換をおすすめします。バッグに数枚入れておくと安心ですね。

マスクを清潔に保ち、マスクの中の衛生状態を整えましょう。

肌の保湿をする

肌荒れを防ぐには、正しいスキンケア方法でしっかりと「保湿する」必要があります。

マスクの中は、お風呂の中にいる時のように、肌がふやけた状態です。肌に水分を過剰に含んだ肌は、バリア機能が低下しています。

バリア機能が低下した肌は、水分を溜めておくことができなくなり、マスクを外した時に、肌内部の水分まで一緒に蒸発させ乾燥へと導きます。

乾燥が気になる場合は、いつもより「保湿」を心がけたスキンケアをおこないましょう。

【正しいスキンケア手順】

  1. 洗顔する:泡で優しく洗う。ゴシゴシこすらないように洗う
  2. 洗顔後すぐ化粧水をする:乾燥がひどい場合は高保湿用の化粧水を使う
  3. 乳液・クリームをつける

化粧水の後に、必要に応じて美容液をプラスしてもよいでしょう。最後に、乳液・クリームをつけ、水分の蒸発を防ぐのを忘れないでください。

それでも肌荒れする場合の対処法

いろいろと肌荒れを防ぐために改善を続けても、不織布マスクで肌荒れしてしまう場合もあります。

その場合の対策方法を3つ紹介します。

  1. マスク自体の素材を変える
  2. 皮膚科に行く
  3. マスクを外せる時は外しておく

順番に説明していきましょう。

マスク自体の素材を変える

不織布マスクは菌の侵入を防ぐのに大変効果的なマスクです。しかし摩擦が起きやすく肌荒れしやすいのも事実です。

肌荒れ対策をおこなっても改善しない場合は、思い切ってマスクの素材を変えてみるとよいでしょう。

おすすめの素材は3つあります。

  1. シルク
  2. 綿・コットン
  3. ウレタン

それぞれの特徴を一覧にしました。不織布マスク以外で検討される際の参考になさってください。

【シルク・コットン・ウレタンマスクの特徴】

素材特徴
シルク人の肌の成分に近い適度な保湿で快適な肌環境にするやわらかく肌触りがよい
綿・コットン吸水性・吸湿性が高いサラッとした肌触り摩擦が少ない夏は涼しく、冬は暖かい敏感肌の方にはオーガニックコットンがおすすめ
ウレタンプラスチック素材伸縮性が高く弾力性がある顔にフィットしやすい通気性が高く蒸れにくいすぐ乾く

皮膚科に行く

肌荒れがなかなか改善しない場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。

肌荒れが気になりだすと、ついつい触ってしまいます。過度に触れると、さらに刺激を与えてしまい、肌荒れがひどくなる可能性があります。

皮膚科での受診は、医師による診察で安心でき、肌荒れのストレスから解放される方もいるでしょう。また、自分の肌荒れの状態に合わせたお薬を処方してもらえる場合もあります。

なかなか治らないマスクによる肌荒れは、早めに皮膚科を受診してくださいね。

マスクを外せる時は外しておく

素材を変えたり保湿対策をしっかりしたりしていても、肌荒れが治らない方は、できるだけマスクを外す時間を確保しましょう。

令和5年3月13日より、コロナの影響によるマスク着用は個人の判断となりました。

とはいえ、まだまだ公共の場所や、人混みではマスクをつけている方が多いですね。

自分ができる範囲で、少しでもマスクを外す時間を確保して、摩擦による肌ダメージを軽減するようにしましょう。

まとめ

不織布マスクで肌荒れする原因と対策について解説してきました、

肌荒れする原因は3つあります。

  1. 摩擦
  2. 菌の繁殖
  3. 乾燥

肌への摩擦を減らすためには、自分の顔サイズに合ったマスクの着用が大切です。

菌が繁殖しないよう毎日マスクを交換したり、汗をかけばこまめに交換したりして対策しましょう。

正しいスキンケア方法での、肌の保湿対策が必要です。

いろいろと対策しても肌荒れが改善しない場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。

マスクを外す機会が増えた今、肌荒れ対策をしっかりおこない、美しい肌をキープして、素敵な笑顔で過ごしましょう。

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