「スキンケア変えてから肌がかゆい」
「ずっと同じ化粧水を使ってるのに急に赤く肌荒れする」
肌はとても敏感です。今まで大丈夫だったのに、ふとしたことがきっかけで思わぬ肌トラブルを招くことがあります。
新しいスキンケアに変えた時などは、特に注意が必要です。
本記事では
- スキンケアが合わない場合の症状
- 自分に合う商品を見分ける方法
について解説しています。
スキンケアで肌トラブルに合わないために「肌タイプ別のスキンケアの選び方」についても説明しています。
ぜひ最後までお読みください。
スキンケアが合わない場合の症状
スキンケアを使用したあと、以下のような症状が肌に現れた場合は、直ちに使用を中止しましょう。
- 赤み
- ニキビ
- 乾燥
スキンケアが合っていないサインかも知れません。順番にみていきましょう。
赤み
スキンケアが肌に合わないと「赤み」が出る場合があります。「赤み」だけでなく「かゆみ」がともない、アレルギーのような症状が出る場合もあります。
使い続ければ、さらに状態が悪化し、かぶれたりするかも知れません。
スキンケアをした後に「赤み」「かゆみ」などが現れた場合は、直ちに、原因であるスキンケア商品の使用をやめた方がよいです。
患部を冷やすなど対策をおこない、しばらく様子をみても症状が引かない場合は、医療機関を受診しましょう。
ニキビ
化粧水などスキンケア用品を変えた後に、しばらくして肌にニキビが出てきたり、以前よりブツブツができる頻度が増えたりした場合は、スキンケアが合っていないのかも知れません。
化粧水の保湿成分の中には、ニキビの原因であるアクネ菌が好む成分が含まれています。保湿効果の高い化粧水が肌に合わずニキビができてしまうのです。
また過剰な保湿や、油分の多い商品の使用が原因で、皮脂バランスを崩しニキビができる場合もあります。
乾燥
正しくスキンケアをしていても、肌が乾燥する場合があります。
新しくスキンケアを変えた時だけでなく、特にスキンケアを変えていなくても、乾燥し「ヒリヒリ感」が出てしまうことがあります。
原因は「肌のバリア機能の低下」です。
肌には、バリア機能があり外部の刺激から肌を守っています。何らかの影響で、バリア機能が低下していると、化粧水を塗った時に「ヒリヒリ」と感じたり、肌のつっぱりを感じたりします。
自分に合ったスキンケアを見分ける方法
思わぬ肌トラブルに見舞われないためにも、使用前に確認することが大切です。
新しくスキンケア商品を購入する際に重要な3つのポイントを紹介します。
- まずはパッチテスト(※)をする
- 少量から使い始める
- 成分を確認する
(※)パッチテストとは、かぶれが起きないかを調べる事前検査
順番に説明していきましょう。
まずはパッチテストをする
新しくスキンケア商品を購入する場合は、パッチテストをおこない、使用に問題がないかを事前に確認しましょう。
パッチテストのタイミングは、できれば商品の購入前がおすすめです。買ってから肌に合わないなどトラブルがあると悲しいですよね。
化粧水などスキンケア商品は、テスターを置いているお店が多くあります。テスターを二の腕など目立たないところに塗り、様子をみましょう。
テスターがない場合や、通販のみでの販売の場合は、購入後、使用する前におこなってください。その際は入浴後など、肌を清潔な状態にしてからパッチテストをしましょう。
パッチテストは簡単4ステップで完了します。
- 二の腕など肌の内側や、肌の柔らかいところに化粧水を塗る
- 30分ほど待つ
- 化粧水を塗った部分に赤みやかゆみがないかを確認する
- 問題がなければ、2日ほど様子をみる
かぶれなどのアレルギー反応は、すぐに現れない場合があります。2日ほど様子をみて、問題がなければ「顔」に使いましょう。
少量から使い始める
新しくスキンケア商品を使う場合は、体調に問題がなく元気な時に、朝だけ・夜だけなど少しづつ使い始めるようにしてください。
また、化粧水・美容液・乳液などをまとめて購入した場合も、全てを同じタイミングで使い始めるのは控えましょう。
新しくスキンケア商品を買い替えたときは嬉しくて、すぐ使い始めたくなりますね。
しかし、一度に全て新しいものに変えると、肌が急な変化に耐えられず、肌トラブルをおこす可能性があります。
使いたくなる気持ちを少し我慢をして、様子を見ながら変えていくようにしましょう。
成分を確認する
スキンケア製品には、使用されている全成分の表記があります。購入前に下記の点をふまえて、一度確認してみましょう。
- 過去に自分がアレルギーをおこした成分は含まれていないか?
- 「合成香料・合成着色料・石油系界面活性剤」の配合量は多すぎないか?
合成成分の中には、発がん性物質やアレルゲン物質を含むものもあります。
日本で発売されているスキンケア商品に含まれる「合成香料・合成着色料・石油系界面活性剤」は人に影響が出るほど配合されていません。
しかし敏感肌の方など、肌が弱い方は肌トラブルをおこす可能性があるため、できれば配合量が少なめの商品を選ぶとよいでしょう。
敏感肌でない方でも、季節の変わり目など肌の調子が崩れやすい時期は注意が必要です。
肌質別のスキンケアの選び方
肌質には「乾燥肌・脂性肌・混合肌」があります。
本章では、それぞれの肌質別に、商品を選ぶ際のポイントを解説しています。
順番にみていきましょう。
乾燥肌
乾燥肌の方は、水分と油分がともに不足しており、肌のバリア機能が低下しています。紫外線、摩擦など外部からの刺激に弱く、肌トラブルが起きやすい状態です。
しっかりと保湿ケアをおこない、肌のバリア機能を高めましょう。トロっとしたテクスチャーのスキンケアを使えば、肌から水分が蒸発しにくいためおすすめです。
乾燥肌は、キメが細かく、ニキビなどもできにくい肌質です。しかし、乾燥により目元に小ジワなどできやすいため注意しましょう。
おすすめの「保湿」成分は
- グリセリン
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- セラミド
などです。
高保湿タイプのスキンケアで、お肌に水分と油分をバランスよく補い美肌へと導きましょう。
脂性肌
脂性肌の方は、水分と油分がともに過剰な状態です。潤いはあるけど脂っぽい肌のため、肌がベタつきテカリやすいです。
また、油分が多いため化粧崩れがらおきやすく、毛穴が目立ちます。ニキビ肌や、毛穴が黒ずむなどの肌トラブルも多いでしょう。
サッパリとした軽めのクスチャーのスキンケアを使い、肌をスッキリとさせましょう。
おすすめの成分は
- 10-ヒドロキシデカン酸:皮脂をコントロール
- ラフィノース:適度な保湿
- グリチルリチン酸ジカリウム:肌荒れ予防、炎症肌をケア
- アラントイン:炎症肌をケア
などです。
サッパリタイプのスキンケアで、皮脂をコントロールしながらベタつきを抑え、ニキビなど肌トラブルを予防していきましょう。
混合肌
混合肌の方は、部位により油分が過剰だったり、水分が不足していたりします。Tゾーンベタベタと脂っぽく、頬や目のまわりはカサカサと乾燥しているため、ケアが難しいです。
使用する化粧水が1本か2本かにより、対応が変わります、
化粧水1本で済ませるなら、保湿力高めの1本を選んでください。カサつく部位には化粧水を重ねづけするようにしましょう。
化粧水を2種類用意できるなら、カサつく部位にはしっとり系を、油分が多い部位にはサッパリ系を使いわけするとよいでしょう。
おすすめの成分は
- BG:潤いを保つ
- ヘパリン類似物質:肌内部の水分量を高める、ターンオーバーを整える
- プロパンジオール:肌を保護、水分を維持
などです。
ベタつきを抑えながら、うるおいをに保ち、上手にケアしていきましょう。
まとめ
「スキンケアが合わない場合の症状」「自分に合う商品を見分ける方法」について解説してきました。
スキンケアが合わない場合に、
- 赤み
- ニキビ
- 乾燥
などのような、アレルギー症状が現れた場合は、すぐに使用を中止しましょう。そのまま使用していれば、さらに肌トラブルにつながる可能性があります。
また、新しくスキンケア商品を買い替える場合は、事前に下記をチェックしましょう。
- パッチテストをする
- 少量から使用を始める
- 成分の確認
いろいろと対策をしていても、肌トラブルがおきてしまい、症状がなかなか治らない場合は、なるべく早めに医療機関を受診してくださいね。
自分に合うスキンケアを見つけて、肌トラブルの少ない美しい肌を手に入れましょう。