「日焼け止めっていっぱい塗った方が効果あるの?」
「日焼け止めっていつ塗り直すの?」
と毎日塗る日焼け止めだけど、実は正しい塗り方や適量がわからないという方も多いのではないでしょうか?
紫外線が増えてくる時期、間違った塗り方や量では日焼け止め効果が十分に発揮されません。
本記事では、日焼け止めの正しい塗り方や適量について解説しています。よく疑問に思う「メイクの上から塗り直す方法」についても説明しています。
ぜひ最後までお読みください。
日焼け止めの正しい塗り方と適切な量
毎日の「日焼け止め」とりあえず塗っていれば大丈夫と思ってはいませんか?適当に塗っていては塗りムラができる原因です。
ここでは日焼け止めの塗り方で大切なポイントを3つ紹介します。
- 顔全体にムラなく塗る方法
- 日焼けしやすい部分に重ねて厚めに塗る
- 適量の使用で紫外線から肌を守る
順番にみていきましょう。
顔全体にムラなく塗る方法
手のひらに日焼け止めを広げて、顔全体に塗りがちですが、今すぐやめましょう。
顔に塗る場合は「両頬・おでこ・鼻・あご」の5点に日焼け止めを塗ります。薬指や中指などの力が入りすぎない指を使い、優しく顔全体に伸ばします。最後に手のひらでおさえて馴染ませましょう。
さらに同じ方法で顔全体に重ね塗りすると、塗りムラがなくなるためおすすめです。
日焼けしやすい部分に重ねて厚めに塗る
顔全体に日焼け止めを塗り終わったら「おでこ・鼻・頬骨」など顔の中で高くなっている部分は日焼けしやすく、汗をかきやすい部位です。
汗を拭くと日焼け止めがとれてしまいます。あらかじめ部分的に重ね付けすれば、とれるスピードを遅らせ日焼けムラを防ぎます。
適量の使用で紫外線から肌を守る
塗りムラや白浮きを避けるため、少量を薄く伸ばす方がいます。しかしこの塗り方では日焼け止めが足りずムラができてしまうため逆効果です。顔だと「パール大〜1円玉」くらいが適量と考えましょう。
しかしこの量は日焼け止めのテクスチャーにより若干異なります。ジェルタイプやローションタイプは伸びやすいため、クリームタイプよりも少ない量で足りる場合があります。
日焼け止めの塗り直しとタイミング
朝、日焼け止めを塗りそのまま1日を過ごしている方、意外と多いですよね?
しかし日焼け止めの効果をしっかりと持続させるためには、こまめな塗り直しが必要です。
塗り直しのタイミングやメイクの上から塗り直す手順、特に紫外線が多い時間帯などの注意点についても説明します。
外出時の参考にしてくださいね。
2〜3時間ごとに塗り直すことが大切
日焼け止めは、汗や水でとれてしまうため塗り直しが必要です。
汗を拭いたり、顔を触ってしまったりすると、メイクが部分的に落ちてしまう場合があります。
少しづつとれた日焼け止めをそのままにしておくとムラができるため、2〜3時間を目安に塗り直すようにしましょう。
メイクの上から塗り直す方法
メイクの上から日焼け止めを塗り直すには「パウダータイプ」「スプレータイプ」の日焼け止めが便利です。
「パウダータイプ」は、UV効果のあるフェイスパウダーです。メイク直しの際、簡単に塗り直せますね。
「スプレータイプ」は、メイクの上からスプレーするだけです。
どちらもない場合は、部分的に乳液などでメイクを落とし、日焼け止めを塗り、メイクをし直す方法もあります。
外出時や紫外線が強い時間帯の注意点
9時頃〜15時頃まで紫外線対策が必要な時間帯です。外出時には、下記5つのポイントをチェックしてください。
- 日焼け止めを塗る
- 外出時はなるべく日陰を歩く
- 黒い服を着る
- 日傘・帽子・ストールなどをもつ
- サングラス・UVグラスを着ける
外出する際は、なるべく日陰を歩き、太陽光を直接浴びないようにしましょう。
黒い服はUVカット効果が高いです。日傘など日よけアイテムと組み合わせれば、より効果が高くなります。
日中の紫外線は、アスファルトからの照り返しがあります。皮フの日焼けだけでなく、目の日焼けにも注意が必要です。サングラスなどで対策しましょう。
効果を出すための日焼け止めの塗る順番
メイクをしている方なら、スキンケアや化粧下地などメイク前のステップがたくさんあります。
いったいどのタイミングで日焼け止めを塗るのが正解なのか悩んでしまう方もいるでしょう。
ここでは、一番効果的に日焼け止めを塗る順番を、わかりやすく解説していきます。読むだけでもう悩むことがなくなりますよ。
スキンケアと化粧下地との関係
スキンケアとは肌の調子を整えるためのお手入れです。
化粧下地とは、肌のトーンアップやファンデーションのノリを良くするために使うため、メイクに属します。
日焼け止めは、スキンケアの最後に塗るのが一般的です。まれに違う場合もあるため、購入時に商品説明を確認しておきましょう。
一般的に使用する順番は、
- スキンケア
- 日焼け止めを塗る
- 化粧下地を塗る
- メイクする
化粧下地を兼ねた日焼け止めもあります。
時短になるため人気がありますよ。
忘れがちな部位の丁寧な塗り方
日焼け止めを塗ったと思っていても、うっかり忘れている部位が意外と多くあります。
- 小鼻のわき
- 眉間
- まぶた
- フェイスライン
- 耳
などです。中指や薬指を使い、力をあまり入れないように優しく丁寧に塗ってください。
髪をまとめた場合は、
- うなじ
- 耳のうしろ
なども忘れないように気をつけましょう。
UVカット効果を最大限に引き出すコツ
最大限日焼け止め効果を発揮するために、4つのコツがあります。
- 出かける15-30分前に塗る
- 日焼け止めを塗って15-30分たってからメイクする
- メーカー指定の量を使う
- 2〜3時間おきに塗り直す
日焼け止めは、塗ってから肌に馴染むまで15-30分かかります。その間は大変とれやすくなるため気をつけてください。
メーカーが指定している使用量には従いましょう。日焼け止め効果が一番高くなる使用量なため、事前に確認してしておくことが大切です。
日焼け止めの選び方とタイプ
日焼け止めにはたくさんの種類があります。ここでは、下記3点に焦点をあて解説します。
- パウダータイプとスプレータイプの特徴
- SPFとPAの指標と選択方法
- ウォータープルーフや成分に注目した選び方
順番にみていきましょう。
パウダータイプやスプレータイプの特徴
パウダータイプはファンデーションの上からでも、簡単に塗れるため便利です。
スプレータイプは、髪の毛にスプレーできるものもあり、顔も髪も同時に紫外線対策ができます。
刺激も少なく肌が敏感な時にも使えます。ただし大変とれやすいため、短時間の使用や自宅での利用がおすすめです。
SPFとPAの指標と選択方法
SPFとは、シミの原因となるUV-B波を防ぐ指標です。最高値はSPF50+と表示されます。
PAとは、シワやたるみの原因となるUV-A波を防ぐ指標です。PA+ 〜++++までの4段階で表示されます。
使用シーン別のおすすめのSPF/PAレベルをまとめましたので、お出かけ時の参考になさってください。
使用シーン別 紫外線防止効果
シーン | SPF/PA |
日常(窓越し・洗濯時など) | SPF10~20、PA+~++ |
軽いレジャー | SPF20 ~30、PA+++ |
真夏、長時間の外出・海や山のレジャー | SPF40~50か50+、PA++++ |
ウォータープルーフや成分に注目した選び方
ウォータープルーフタイプには、紫外線散乱剤と紫外線吸収剤があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、下記表を参考に選びましょう。
紫外線散乱剤と紫外線吸収剤のメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
紫外線散乱剤(※ノンケミカル・紫外線吸収剤フリーなどの表記あり) | 刺激が弱い敏感肌・子どもにも使える | 塗ると白くなる |
紫外線吸収剤 | 塗っても白くならない | 刺激が強い肌荒れ、かぶれになる場合がある |
間違った日焼け止めのNGな塗り方
日焼け止めはただ塗るだけでは、紫外線を防止する効果が十分に得られません。
特に注意しなければいけない、3つのポイントについて解説します。
スキンケア前に塗る
スキンケアをする前の肌は乾燥状態です。そのままで日焼け止めを塗ると、皮脂が過剰に分泌されメイク崩れや日焼け止めが落ちる原因になります。
またカサついた皮フでは、日焼け止めを塗る際にムラになりやすいです。
しっかりと保湿をしてから塗るようにしましょう。
手のひらで広げてから塗る
「顔」などの狭い範囲を手のひらで塗ると、細かいところまで均一に塗れず、ムラになります。
「顔」なら、5点(両頬・おでこ・鼻・あご)に直接日焼け止めをのせ、中指や薬指を使い優しく伸ばして塗るようにしましょう。
朝だけ、夏だけ、屋外でだけ塗るリスク
日焼け止めは、汗や水で落ちるとムラになります。朝だけでなく日中も2-3時間おきに塗り直しましょう。
特に4-9月は紫外線が多いです。しかし紫外線は季節や天候を問わず、1年中ずっとあるため、油断しないようにしてください。
自宅やカフェなど室内にいる場合も、窓越しにUV-A波が入ってきます。シワやたるみの原因となるため油断しないようにしましょう。
まとめ
日焼け止めの正しい塗り方や量など紫外線対策の基本について解説してきました。
顔に日焼け止めをきれいに塗るには下記の点に気をつけてください。
- スキンケアで保湿したあとに塗る
- パール1個〜1円玉くらいの量を使う
- 両頬・おでこ・鼻・あごの5点にのせて塗る
- 2〜3時間おきに塗り直す
紫外線は、季節や天候を問わず年中あります。室内でも窓越しや洗濯時などに紫外線を意図せず浴びてしまいます。
紫外線は肌老化がすすむ原因です。いつまでも若々しい肌でいるために、朝起きたら日焼け止めを塗る習慣を身につけ、紫外線から肌をしっかり守りましょう。